手術を行った後、以下のような症状が出る事があります。
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創部の腫脹、痛み、発赤、発熱などが出る可能性があります。
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創部の治癒が遅延する場合があります。
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周囲の歯が手術後に痛んだり、ゆれたり、しみたりする事があります。
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頬の皮膚の表面が赤、黄、紫色などになる事があります。
これは術後の内出血によるもので、しばらくすると自然になくなります。 -
上の奥歯の手術の場合、上顎洞粘膜を破る可能性があります。
その場合、手術後に抗生剤を服用する事で感染予防をし、膜が自然にふさがるまで治癒を待ちます。 -
下の奥歯の手術の場合、まれに歯肉や下唇や舌に知覚麻痺、感覚異常が生じる可能性があります。
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インプラントが生着しない場合があります。
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インプラントを長期的に維持するためには、定期検診を受ける必要があります。
重篤な全身疾患がある方、また次のような方はインプラントの治療を中止、延期する場合があります。
- ビスフォスフォネート製剤の服用者
- ステロイドの使用者
- 糖尿病、肝炎など肝臓の疾患がある方
- 血小板減少症、白血病などの血液疾患のある方
- 出血傾向の強い方や抗凝固薬などの服用中で血が止まりにくい方
- 金属アレルギーのある方
- 歯ぎしり、くいしばりの強い方
- 歯科医師、歯科衛生士との協調が得られない方
インプラントの上部構造の破損を防ぐため、マウスピースを必要とする場合があります。